オタク音大生のひとりごと

音大のこと、趣味のことを書きます

音楽大学はコミュ障には無理という話

みなさん、新生活にはもう慣れましたか?

かくいう私もこの春から音楽大学に入学し、環境がガラッと変わりました。

 

そんな音楽大学に入った私ですが、ひとつだけ、叫びたいことがあります。

それは……

 

音楽大学でコミュ障は生きていけない!!!!!!!!

 

ということです。はい。

 

詳しく説明していきましょう。

 

これは演奏科、さらに言うとピアノ科以外の音楽大学の話です。

筆者は演奏科の声楽専攻の人間なのでこの条件に当てはまります。

音楽大学というところは特殊な場所で、一般大学にはない、専攻の実技試験があります。私の場合歌う試験ですね。この試験には絶対に必要なものがあります。

それは伴奏者です。

声楽専攻であったり、楽器専攻の人は試験をするにあたって原則同学年のピアノ科の人に伴奏を頼まなければなりません。なのでピアノ科のひとは条件に当てはまらなかったんですね。

 

これ、ほんとうにコミュ障にはきつい話なんです。

 

まず、ピアノ科との交流の場がないです。

音楽大学の授業は基本的に専攻ごとに分けられています。ピアノ科は特に人数が多いので、基本的にピアノ科はピアノ科だけの教室で授業を受けていることが多いです。ここでもうコミュ障はピアノ科とかかわることがほぼ不可能だということがわかっていただけたことでしょう。

 

次に伴奏者との相性です。

なんとかピアノ科の子と仲良くなり、伴奏を頼めた!となっても、私には私の、相手の子には相手の演奏の癖があります。そこが合わずに伴奏者を変えた、という話も聞きます。そんな気まずいことがあってたまるかよ……とその話を聞いたコミュ障は怯え、震えあがりました。

 

そして伴奏を頼むにあたって、伴奏の人には無償で伴奏を頼むことになっています。

もちろん本当に何もなし。ということではなく、試験が終わった後に高級目なお菓子であったり、カタログギフトを渡すことがありますが、それにしたって奇跡的にコミュ障がピアノ科の子と繋がれたとしても頼むハードルが高すぎるのです。私の試験の曲を弾けるように練習してもらい、はやい人で試験前2か月前から毎週ある一時間の実技のレッスンに同行してもらい、そこでも伴奏をしてもらいます。はたして何時間その子の時間を使うのでしょう……なんならお金払わせてほしいというのがコミュ障の願いです。

 

いかがでしたか?

私は声楽コースの中でも特に伴奏者探しに苦労し、先生、諸先輩方の力をお借りしようやく伴奏者が決まりました。コミュ障はほんっっっとうに苦労する伴奏者探し。音楽大学に進学希望の人は専攻の実技を頑張るのはもちろんのこと、

コミュ力を鍛えておくことを強くおすすめします。

皆様におかれましては、音楽大学出身のコミュ障の人に出会ったら心の中でお疲れ様、頑張ったんだな……と思っていただければ幸いです。

 

それでは今回はこの辺で。